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昨今の報道姿勢について考えた

福島原子力発電所に関する報道を見ていて考えたこと。

報道というものは、「1次情報を如何に大衆に分かりやすく正確に伝えるか」ということを生業とするものだと思う。その前提として、記者は取材対象に関する基礎知識・用語を理解していることは最低限必要である。

昨今の東京電力や原子力安全・保安院の会見での記者を見ていると、ろくに基礎知識も備えていないくせに、上から目線で、恫喝的で、優先順位の低い質問ばかりしている者が数多くいるようだ。今は、懸命に対応している人たちの揚げ足を取ったり、非難している時ではないはずだ。

報道に求められるのは、東京電力や原子力安全・保安院といった情報発信のプロではない情報源からのリリースを理解した上で、必要な情報を正確に引き出す巧みな質問をし、大衆に対して正確で分かりやすく不安を煽らない情報を発信することである。報道は、ただの「情報横流し業」ではないはずだ。

ところが、である。例えば、2011年3月16日の日経新聞朝刊13版「春秋」(1面下部のコラム)に以下のような記述がある。

~前略~いま、福島第1原発でいったい何が起きているのか。どう対処しようとしているのか。筋道を立て、かみ砕いて伝えるべき東京電力の会見が、なんともじれったい。~後略~

わが目を疑った。筋道を立て、かみ砕いて伝える、またそのための情報を1次情報から引き出すのは、情報を伝えるプロたる報道の役割ではないのか。日経が自身についてただの「情報横流し業」だと認めているようなものだ。

今も「NHKのヘリコプターが36km離れた安全な上空から撮影しています」と言って映像を垂れ流している。命を危険にさらして情報を取れとは言わないが、その燃料・運行機材・操縦人員は、救援ヘリや事故情報収集機に使うべきものではないのか。

現場で命を危険にさらしながら対応している方々には、本当に頭が下がるし、感謝しても感謝しきれない。この記事のような方々やそれを報道してくれる方々もいらっしゃる。

何かとりとめのないエントリになってしまったが、ワシに今出来るのは募金することくらいなので、とりあえずいくつかの手持ち口座の4桁以下の額をすべて寄付した。

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